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銀貨30枚で売られるメシア(ゼカリヤ11:12-13)
고요한 2025-12-06 추천 0 댓글 0 조회 12

20251207日曜韓国語礼拝

 

聖書:ゼカリヤ11:12−13

題目:銀貨30枚で売られるメシア

賛美:116、118

説教:高曜翰 牧師

場所:大阪中央教会

“わたしは彼らに向かって、「あなたがたがもし、よいと思うならば、わたしに賃銀を払いなさい。もし、いけなければやめなさい」と言ったので、彼らはわたしの賃銀として、銀三十シケルを量った。 主はわたしに言われた、「彼らによって、わたしが値積られたその尊い価を、宮のさいせん箱に投げ入れよ」。わたしは銀三十シケルを取って、これを主の宮のさいせん箱に投げ入れた。”

‭‭ゼカリヤ書‬ ‭11‬:‭12‬-‭13‬ 口語訳‬

1。世代間ギャップ

①スマホネイティブ

 ❶スマホと共に成長した世代(2010〜)は、苦労せずスマホの利便性を味わえる。

 ❷それ以前の世代は、スマホの利便性を味わうが、苦労する部分が多く十分ではない。

 ❸スマホネイティブの問題は、当たり前で感謝がなくなりやすい(例:国際電話)。

 →だから、歴史を学び、過去の人々の苦労を知る必要がある。

②平和ボケ世代

 ❶戦争のない時代に生まれた世代は、遮るものなく心から平和を味わえる。

 ❷戦争時代の世代は、平和に感謝するが、心から平和を味わいにくい。

  例)危険に敏感に反応する、平和を失う不安がある、心の痛みが残っている

 ❸平和ボケ世代の問題は、当たり前で感謝がなくなりやすい。

 →だから、歴史を学び、戦争の悲惨さを知る必要がある。

③クリスチャン2世

 ❶クリスチャンの家庭に生まれた世代は、キリストの平安を心から味わえる環境下。

 ❷そのため、キリストの平安を当たり前に考え、感謝しにくい。

 ❸だから、犠牲の上に成り立っている平和であることを、知る必要がある。

 →だから、聖書を学び、キリストの犠牲について知る必要がある。

2。本文解説

①歴史的背景(BC500−480)

 ❶帰還民が様々な妨害を乗り越え、預言者たちの励ましを受けて、神殿再建をした。

 ❷しかし、将来再び起こる堕落と破滅について、神様は人々に伝えたい。

 ❸神様は劇を演じさせることで、ゼカリヤに視覚的に理解させようとしている。

②大災害発生(1−3)

 ❶神様が国が滅びる幻を見せている。

 ❷レバノンの杉や糸杉の木が燃え、バシャンの樫の木も倒れる。

 ❸悪い羊飼い(=悪い指導者)が嘆いている。

③「良い羊飼い」の役割を与える(4−6)

 ❶神様「滅びに定められた羊の群れ(=民)を導きなさい。」

 ❷羊を買う者が羊を殺すが、売る者は儲けて喜んでいる状況。

 ❸神様はすでに言う事を聞かない羊飼いと羊を憐れむ事をやめ、放置している。

④ゼカリヤの苦悩(7−11)

 ❶「恵み」「結び」の2つの杖を取って悩む羊を世話し始める。

  ⑴「恵み」:束ねる杖:散らばったものを一つにすることができる。

  ⑵「結び」:打ち砕く杖:罪を破壊することで結びつけることができる。

 ❷苦労して悪い羊飼いを排除するが、羊達はゼカリヤを嫌う。

 ❸ゼカリヤも羊たちに嫌気がさし、「もうしない」と言って「恵み」の杖を折る。

⑤ゼカリヤへの報酬(12−14)

 ❶ゼカリヤが羊たちに賃金を求めるが、奴隷の最低価格である銀貨30枚だけ。

 ❷神はお金を陶器師に投げるように言う。侮辱されたゼカリヤは「結び」の杖を折る。

 ❸陶器師=価値のないものを扱う場所、つまり民が神を侮辱したことを象徴している。

⑥「悪い羊飼い」の役割を与える(15−17)

 ❶神様「愚かな羊飼いの道具を取れ」。ゼカリヤは無能で破壊的な羊飼いを演じる。

 ❷助けず、探さず、癒さず、羊の肉を食べる。そして羊飼いは災いを受ける。

 ❸良い羊飼いを拒絶する羊には、必ず悪い羊飼いがつく事を教えている。

⑦平和の時代における警告の意味

 ❶誰が平和を正しく味わうことのできる?

 ❷戦争を知っている世代でも、戦争を知らない世代でもない。

 ❸神様を拒絶せず受け入れる人々である。

3。メシア預言としてのゼカリヤ11章

①「良い羊飼い」=イエスキリスト

 ❶神様がメシアを送るが、民に拒絶され、銀貨30枚で売られる。

  ⑴近い将来の話だけでなく、遠い未来に来るメシアをも人々が拒絶する予告。

  ⑵ローマの支配のせいで平和がないのではなく、キリストを拒絶したから。

   ※金額が少ないと言う問題ではない。態度の問題である。

  ⑶実際、キリストを拒絶し続けた人々が、AD60のエルサレム崩壊で滅びる。

 ❷拒絶のために平和を味わえない。

  ⑴戦争があるからではない。悪い羊飼いに苦しめられる原因がある。

  ⑵それは、神様を拒絶し、神との壊れた関係のせいである。

キリストはわたしたちの平和であって、二つのものを一つにし、敵意という隔ての中垣を取り除き、ご自分の肉によって、 数々の規定から成っている戒めの律法を廃棄したのである。それは、彼にあって、二つのものをひとりの新しい人に造りかえて平和をきたらせ、 十字架によって、二つのものを一つのからだとして神と和解させ、敵意を十字架にかけて滅ぼしてしまったのである。”

‭‭エペソ人への手紙‬ ‭2‬:‭14‬-‭16‬ 口語訳‬

  ⑶ゼカリヤ11章はキリストを拒絶してはいけないと言う強いメッセージ。

 ❸銀貨30枚=私達の拒絶の象徴

  ⑴自分は正しく生きているのに、平和を味わえない、ではない。

  ⑵私たちがキリストに「銀貨30枚」程度の価値しか置かないから。

  ⑶洗礼者ヨハネと救い主イエス「悔い改めよ、天国が近づいた」

  →キリストに「銀貨30枚」の価値ではなく、「自分の王」としての価値を置くこと。

4。まとめ

①私たちの平和が崩れたのは、周りの環境のせいではなく、私達自身の拒絶にあります。

②キリストを「銀貨30枚」の価値にして、平和を当たり前だと感じていないでしょうか? 

③真の平和を味わうため、キリストを「自分の王」として受け入れた人生を送りましょう。 

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