20220212土曜家庭礼拝
聖書:ルカ1:26–38
題目:マリアの信仰
讃美:336番
説教:高曜翰 伝道師
場所:家庭
1.クリスマス
クリスマスは、多くの人が心待ちにする特別な日です。
子どもたちはプレゼントを期待し、カップルは良い雰囲気を、家族は家でおいしい料理を楽しむことを期待します。
しかし、期待通りにいって喜ぶ人もいれば、期待通りにいかず失望する人もいます。
2.ユダヤ人の態度
ユダヤ人もまた、クリスマス(メシア降誕)に対して大きな期待を抱いていましたが、多くは失望しました。
天使はマリアに「名をイエスと名付けなさい」(31節)と言いました。しかし、イエスという名前は当時ごく普通の名前で、「ヤハウェは救う」という意味です(ヨシュアと同じ)。
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ヘブル語:イェシュア
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ギリシャ語:イエスース
また「キリスト」とは「油注がれた者」という意味で、
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ヘブル語:マシアハ(メシア)
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ギリシャ語:クリストス
ここに、ユダヤ人がメシアに抱いていた期待の大きさが見えます。
天使の言葉(32–33節)
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「その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれる。」
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「父ダビデの王位をお与えになります。」
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「とこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがない。」
これはイザヤ9:6–7、7:14の預言が成就することを示していました。
人々は、メシアが来ればローマを倒し、イスラエルが再建され、永遠の王国が実現すると期待していました。
しかし、実際のイエスは――
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宮殿ではなく、臭くて冷たく暗い場所で生まれ、
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王に命を狙われ、逃げ、
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十字架で死にました。
彼らが望んでいた「この世の国」のメシア像とは違っていたため、多くの人々はイエスに失望したのです。
しかし、預言が語っていたのは「この世の国」ではなく「神の国」であり、その完成は再臨の時に起こります。
3.マリアの態度
ルカ1:29には「彼女はその言葉にひどく戸惑った」とあります。
ここで使われている言葉 ティアロギソマイ は
「考える・議論する・思いめぐらす・思案する」という意味です。
つまりマリアは、単に驚いたのではなく、
神の言葉の意味を深く考えた のです。
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ルカ2:19(羊飼いが訪ねてきた時)― スンテーレオー
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ルカ2:51(12歳のイエスが神殿で語った時)― ディアテーレオー
マリアは、起こる出来事を心に受け入れ、その意味を考える信仰を持っていました。
自分の考えよりも、神様の思いを優先する姿勢です。
マリアは言いました。
「お言葉どおり、この身になりますように。」(ルカ1:38)
Let it be to me according to your word.
これは、イエスがゲツセマネで祈られた
「わたしの思いではなく、御心がなりますように」(ルカ22:42)
Not my will, but yours be done.
という言葉と同じ信仰の姿勢です。
4.結論
あなたはクリスマスに何を期待しますか?
これからのクリスマスプログラムに楽しく参加することも大切です。
しかし、もし期待通りにいかないとき、
あなたは何を考えますか?
神様に失望しますか?
そうではなく、
自分の思いと異なる結果になっても、
「お言葉どおり、この身になりますように」と言える信仰を持つことを期待しましょう。
祈りの課題
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父:コロナから解放され、礼拝が元通り回復するように。
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母:父と私の説教が用いられるように。イェナ・ミナの風邪が癒されるように。
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私:翌日の説教、子どもたちの信仰教育のために。
行事
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卒業式:優衣(2月27日)
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入教式:潤、ハルキ(イースター前の日曜日)
→ 使徒信条と主の祈りを覚えられるように。


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