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バテシバの信仰(列王記上2:1-25)
고요한 2025-12-08 추천 0 댓글 0 조회 2

 

20220319土曜家庭礼拝

聖書:列王記上2:1–25
題目:バテシバの信仰
賛美:430番

説教:高曜翰 伝道師

教会:家庭


マタイの系図では、タマル、ラハブ、ルツの名前は記されていますが、バテシバだけは「ウリヤの妻」と遠回しに紹介されています。では、このバテシバとはどのような女性だったのでしょうか。


1.バテシバの人物像

(1)2サムエル11章

バテシバは、ダビデ王に呼び出され、夫がいるにもかかわらず、王から性的暴力を受けました。そして妊娠してしまいます。
バテシバは誠実な夫ウリヤに真実を告げることができず、ダビデに報告しました。
ダビデ王は事態を隠そうとしましたが、ウリヤの高潔な性格ゆえにうまくいきませんでした。最終的にダビデは、ウリヤが戦死するよう仕向けます。
結果として、夫はダビデの策略により命を落としました。しかし、人気も権力もあるダビデに対して、バテシバには文句を言うこともできませんでした。
夫の死後、バテシバは宮殿に迎え入れられます。

(2)2サムエル12章

預言者ナタンにより、ダビデは罪を指摘され悔い改めます。しかし、バテシバが産んだ子は神の怒りのゆえに死んでしまいました。

(3)1列王記1章

ダビデの三男アドニヤが、自分が次の王になろうと動き出します。
アドニヤはヨアブ将軍や祭司アビヤタル、自分の兄弟たちを招いて宴会を開きましたが、預言者ナタン、ベナヤ、そしてソロモンを招きませんでした。

ナタンはバテシバに、ソロモンの王位が脅かされていることを告げ、ダビデ王に進言するよう助言します。
しかしナタンはバテシバだけでは不安で、バテシバとダビデの会話の途中に自らも入ってきます。
ダビデは二人の話を受け、祭司ザドクとナタンにソロモンを王として油注ぐよう命じました。
アドニヤはその知らせを聞くと宴会をやめ、命乞いをします。

(4)1列王記2章

ダビデの死後、アドニヤはバテシバのもとに来て、ダビデに仕えていた若い女性アビシャグを妻としてほしいと願い出ます。そしてその願いをソロモンに伝えてほしいと頼みました。
これは「父王の側室を受け継ぐことで、自分こそ次の王だ」と主張する行為であり、大きな政治的意味を持っていました。

しかし、バテシバはその意図に気付かず、承諾してしまいます。そしてアドニヤの言葉をそのままソロモンに伝えてしまいました。
結果、アドニヤの野心が明らかとなり、アドニヤはヨアブ、アビヤタルと共に処刑されることになります。


2.バテシバの問題点

最初は「かわいそうな女性」と思えるバテシバですが、よく読むと彼女は非常に「無頓着」であることが分かります。

ダビデが死の間際、ソロモンに対し「強く、男らしくあれ」と励まし、ヨアブ・アビヤタル・シメイの処遇について細かく助言しているのに対し、
バテシバは息子への危険や周囲の悪意に気づくことができません。

彼女は、本当に息子を愛していたのでしょうか。

バテシバの祖父アヒトフェルはダビデの側近でありながら、アブシャロムの反乱に加担した人物でした。
1章ではナタンの言葉をそのままダビデに伝え、2章ではアドニヤの言葉をそのままソロモンに伝えました。

バテシバは神から与えられた「自由意志」を使わず、人の言うことを無批判に受け入れてしまう性格だったのです。

私たちも同じように、人に流され、神から与えられた判断力を手放していないでしょうか。


3.イエス様が示された道

イエス様は、人々に単に「こうしなさい」と命令するだけの方ではありませんでした。
パリサイ人たちとの対話を通して、人々に考える機会を与えられました(姦淫の女を石で打とうとした事件など)。

マタイ11:28–30

「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげよう。
わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負い、わたしから学びなさい。
そうすれば、あなたがたの魂に安らぎが与えられる。
わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」

当時、人々はパリサイ人の厳しい口伝律法によって疲れ果てていました。
律法の本来の目的である「神の愛」を見失い、ただ重荷として受け止めていたのです。

イエス様はその誤解を正し、
「神は義だけでなく、愛の神である」
ことを示されました。

私たちは主の前に何が正しいのか、日々考え、祈り、神に尋ねながら歩む必要があります。​ 

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